Interview
弊社代表取締役倉本より、ミナトマネジメントが追求する価値と信念についてお話させていただきます。

半生を通して追求し続ける「物事の根源的な価値」。
その思想をビジネスとして昇華させ、
日本と世界を結んでいく。
代表取締役
Tatsuto "Tad” Kuramoto
- 1994年
- 九州大学大学院修士課程修了
太田昭和監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)入所。 - 2002年
- アーンスト&ヤングに転籍。
M&Aコンサルティング業務に従事。 - 2005年
- 不動産投資信託(REIT)運用会社に転職。
不動産投資・流動化案件の企画・管理を担当。 - 2006年
- 知的財産権投資会社にて役員となる。
- 2009年
- 株式会社リライズ・インベストメント設立。
代表取締役就任。
(のちに株式会社ミナトマネジメントと合併) - 2013年
- 株式会社ミナトマネジメント代表取締役就任。
あらゆる業界を通して、真価を見極める目を養う。
「物事の根源的な価値」を見極めること。この私の信念とも言えるべき追求課題の起点は、私が福岡で監査法人に勤務していた1990年代にまで遡ります。最初の気づきは、金融機関の監査を担当する中で金融機関が自らの貸出先に対する査定を行う「自己査定(格付け)」という手続です。そこで会社の決算書に計上されている資産の簿価と実際の評価の違いを知り、事業や資産が根源的に有している「価値」を考えさせられるきっかけになりました。そしてその根源的な「価値」と第三者=市場が評価する「価値」のギャップに大きなビジネスチャンスを感じたのです。
本来の価値をどう見極めるのか。その興味の赴くまま、その後はアーンスト&ヤングにてM&Aアドバイザーとしての経験を積み重ねました。この当時共に働いていたのが、現在のミナトマネジメント取締役 津田をはじめ、今も私を支えてくれているプロフェッショナルな仲間たちです。
さらに「金融と不動産は表裏一体」であるという思いから、自分に必要な知識を補うためにREIT(不動産投資信託)運用会社へ転職し、不動産の価値・市場の仕組みへの理解を深めました。当該会社では、ビジネスはリスクを背負ってこそ価値ある結果を成し得、そしてそれを具現化するキーワードは「ファンド」であるという確信を得ました。その後、知的財産権投資会社にて銀行と共同でファンドの立ち上げを牽引する機会にも恵まれ、その確信を証明することができたのです。

決意を胸に独立。
追い求めた思想をビジネスとして昇華。
前述のようにあらゆる業界を通して得た経験と出会いを糧に、2009年に株式会社リライズ・インベストメントを設立しました。元々独立志向があったわけではなく、自身の求める事業の実現を目指した結果、独立に行き着いたというのが正しい感覚です。リライズ・インベストメント時代はファンドの構想を抱きつつ、M&Aのアドバイザーとして主に企業再生案件を取り扱っていました。
そして2013年、株式会社ミナトマネジメントの代表に就任し、リライズ・インベストメントと合併させ、金融、不動産及び会計税務のプロフェッショナル集団としての道を歩み始めました。
これまで一貫して追求し続けた「物事の根源的な価値」という思想を、かつての仲間との再会や新たな出会いを経て、ビジネスとして昇華させているのが現在のミナトマネジメントです。
他社にできないクロスボーダーな案件を通し
投資家の想いを束ねる器となる。
まずは再生可能エネルギーの投資ファンドを新たにスタートさせました。海外の投資家にとって、カントリーリスクが低く安定収入が望める日本の再生可能エネルギー事業は魅力的な投資先であり、同じ狙いを持つ投資家を束ねる器として、この事業はすぐに軌道に乗りました。
2018年には、新たに交通インフラ投資を開始。航空機や船舶のオペレーションリースに関するファンドは古くから存在するため完全に後発組ではあったのですが、経験値とノウハウを活かし、他と一線を画す投資商品の開発を成功させました。
また、国内事業への投資に留まることなく国外にも進出し、2019年にはシンガポールにて法人を設立、東南アジアのベンチャー企業への投資も始めています。今後は不動産事業での国外進出も目指しつつ、国内外でのクロスボーダーな案件を増やし、お客様の「新たな価値」創出を追求していきます。

地域還元の経済システムを成立させる地産地消ファンド。
国外進出を行う一方、今改めて注目を集めている地方事業にも力を注いでいます。地元だけでは完結が難しい案件において最良の解決法を導く触媒になることを目指し、不動産投資や再生可能エネルギー投資などを通して、地域還元が可能な経済システムを着実に実現させています。我々は、このように各地域の本来の価値を見出し、地元にしっかりと還元する経済システムの創出を「地産地消ファンド」と名付けています。
ステークホルダーの顔が見える距離感で。
「物事の根源的な価値」を追求するという信念のもと、我々はこれからも投資対象を限ることはありません。ファンドは高い専門性が問われ、あらゆる条件をクリアした上で理想の投資対象を組み立てるのは大変困難な作業です。しかし我々は価値に誠実に向き合い、高度な専門性を活かしたビジネスの構築と高い倫理観、そして「おもてなしの精神」で、正当な評価と着地点を創出します。
