- Bits & Bobs
- 2021.07.13
コラム第14回 (寄り道)虎ノ門について
たまにはこのコラムも堅苦しい話ばかりでなく、少し寄り道したいと思います。
弊社のオフィスがあるのは東京都港区虎ノ門です。
最近虎ノ門ヒルズが出来て、「虎ノ門」という名前も全国的に知られるようになったかもしれません。
虎ノ門は皇居近く、霞ヶ関の隣町です。昔のお城(江戸城)へ向かう門があったことが地名の由来になっています。
日本の各地にも、城があった名残で「大手門」などが今も地名で残っているところがあると思います。
東京はそのほか「桜田門」や「半蔵門」などの地名があります。これらは虎ノ門と同じく、江戸城にまつわる門の名残のようです。
他にも「日比谷」や「四谷」、「小石川」など、今でも地名として残っている名前の門も江戸時代にはあったそうです。
そして「虎ノ門」はなぜ「虎」なのか、ふと疑問に思って調べてみました。
「町名の由来ともなったこの門の名は、四方に、青龍・白虎・朱雀・玄武という獣神を配する四神思想(しじんしそう)によるものと推定されています。江戸城の西に位置する虎ノ門は、西の獣神『白虎』にちなんだ名になったわけです。」
(港区ホームページより)
https://www.city.minato.tokyo.jp/kouhou/kuse/gaiyo/chimerekishi/39.html
四神という言葉自体恥ずかしながら知りませんでしたが、いずれにせよ四方の方角の守り神のような意味合いだったようですね。
そんな虎ノ門の交差点には、ひっそりと小さな虎の像が鎮座しています。
そのサイズは注意しておかないと見落としてしまうレベルで、凛々しい顔ながらも猫のように小さい像です。
弊社オフィスにお越しいただく機会がありましたら、ぜひ一度この虎にも会いに行ってあげてください。
※古地図は国会図書館蔵 江戸切絵図(嘉永3年尾張屋板)愛宕下之図より